江戸川乱歩「悪魔の紋章」より 死刑台の美女

鑑賞日 2014年 3月25日(火)

 江戸川乱歩「悪魔の紋章」より 死刑台の美女(TV用)  [テレビ朝日=松竹・1978年]

(監)井上梅次
(出)天知 茂
   松原智恵子
   伊吹吾郎
   稲垣美穂子
   かたせ梨乃
   五十嵐めぐみ
   荒井 注
   

(雑感)江戸川乱歩原作、天知 茂主演のいわゆる「美女」シリーズ第3作目。実業家一家の家族が立て続けに殺害される事件が発生。現場には特徴のある希少な指紋が残されていた。私立探偵明智小五郎(天知)と警視庁の浪越警部(荒井)は謎の指紋の持ち主を探しながら事件の調査を進めるという話。遠い過去の忌まわしい事件に根差す復讐劇という乱歩が度々使った見飽きた設定。被害者父娘の前で過去の事件が演じられる寸劇仕立ての場面は異様な凄味が効いて出色。あとは目につくようなところは特になく、ごく通俗的な展開。終盤近くになって観ている側には犯人の正体を明かしていながら、そのあとも明智によって真犯人を暴きたてるという稚拙な場面処理なんかも興ざめな難点。(放映日・78年4月8日)


(評価)特上・優・良・・乏・呆・怒

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