トラフィック

鑑賞日 2018年 1月 8日(月)

 トラフィック [仏・1971年]

(監)ジヤック・タチ
(出)ジヤック・タチ
   マリア・キンバリー
   マルセル・フラバル
   オノール・ボステル
 
(雑感)タチの第5作目。劇場用長編作としては最終作で、今回もやはり主演を兼ねる。アムステルダムでモーター・ショーが開催されることになり、フランスの自動車メーカーでデザイナーを担当しているタチが自分が手掛けた新型モデルを会場まで運搬することになるが、道中で様々なトラブルに見舞われ、なかなか目的地に辿り着けなくなる、という話。タチが演じるのは今回も、これまでの作品でお馴染みの「ユロ」氏。作品全編を通して、自動車社会や現代文明への風刺はそれなりに効いているが、劇中数々盛り込まれているギャグのテンポや質はさすがに古めいてしまっている印象。タチのとぼけた行動やドタバタぶりよりも、個人的には冒頭の自動車工場内での生産ラインの流れの様子や、多くの車であふれかえる場面なんかでの、カメラの視点や画面の構図の選び方といったあたりに、幾つかの秀逸なセンスを目にすることが出来た。なお今回鑑賞したのは、欠落していたとされる数分間のフィルムを復元した97分の[完全版]。


(評価)特上・優・良・・乏・呆・怒

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